退職時に出す書類
ドラマや映画のなかで、主人公が引き出しの中にこっそり持っていたり
嫌味な上司にかっこよく叩きつけなどしているイメージは、みなさんにもあるとは思うのですが、
いざ自分が準備するとなると、どうすればいいのでしょうか?
そもそも会社に退職の意思を表明する書類に関しても、いくつかの種類があります。
その種類別に違いと書き方について解説していきましょう。
【退職届】と【退職願い】の違い
似たような名前ですが、意味合いとしては違いがあるので説明していきましょう。
まずは「退職願い」ですが、読んで字のごとく、
会社に「退職をしたいのですが、いいですか?」とお願いをするものです。
もちろん、お願いですので、会社側から却下もできますし、本人からの取り下げもできます。
会社からの引留めと、本人の納得で撤回ができる配慮のあるものです。
次に「退職届」ですが、こちらは「私、絶対会社辞めます!」と、断固意思表示のものです。
会社はもちろん止めることも出来ませんが、受理されてしまった場合は、本人ですら撤回できなくなります。
法的には、どちらを提出するべきかという定めはありません。本人の意思でどちらを提出すかを決めましょう。
辞表とは?
辞表は、退職届と同じ意味をもつものなのですが、
公務員や会社役員が退職する場合に用いります。
理由としては、公務員や会社役員は一般の会社員と違って「労働契約」を結ばないからです。
書き方としては退職届と内容は同じで、文頭を辞表と記入します。
退職届の書き方を見る前に
会社によっては、 退職届の所定書式が決まっている場合があります。
その場合は会社のルール通りに、所定のもので作成をしなければなりません。
一度、就業規則や会社に確認してみてください。
作成のポイント
まずは退職届から
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① 退職理由は「一身上の都合」としましょう。
本当の理由は書かないでおきましょう 日付部分には会社を辞める日にちを記入します
② 日付は記入日ではなく、退職届の提出日を記入します。
③ 正式な所属部署名と、自分の名前を記載し捺印を押します。
④ 宛名は会社の代表取締役(社長)の名前を記入します。
会社名や肩書なども省略したりせずに、きちんと書きましょう。
よくある間違いで、提出する相手(上司)の名前を書いてしまうことがあります。
しっかりと自分の雇用主宛に届けましょう。
次に退職願いですが
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内容の部分は、退職届とほぼ一緒です。
文頭を退職願いと記入します。
①の文章だけ、お願いですので退職届に比べると少し優しめの文章になります。
(②~④は上の退職届を参考に記入してください。)

退職の時に出す書類だけでも3種類もあったんですね!

そうなんです!基本の書きかたは、ほぼ一緒です。
自分の雇用状態と気持ちによって変わりますので、注意して下さい。
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