会社の自分のデスク、ロッカーに私物ってどれくらいおいてありますか?
自分で用意した筆記用具、ノートに手帳、
人から貰ったお菓子なんかも、そのままになっていたりしませんか?
退職する際に、自分の私物はしっかり整理しなくてはいけません。
今回は「退職時に会社に返すものと、貰うもの」という事で
目に見てわかる私物以外にも退職時には、
会社に返すものや会社から貰わなければいけないものが、意外と多くあります。
退職後に会社と送付先等のやり取りで慌てる前に、しっかり事前の確認をしておきましょう。
会社に返するもの
□健康保険被保険証(本人と家族のものすべて)
□社員証や名札
□名刺
□机やロッカーの鍵
□制服
□業務内で作った書類、図面、プログラム等
□会社からの借入金
健康保険被保険証
これは保健証のことです。
会社で健康保険に加入している場合は、保健証を会社に返しましょう。
もし一緒に加入した家族がいた場合は含めて一緒に返還しましょう。
たまに家族分を返し忘れていて、退職後に誤って病院で使ってしまったという事があります。
その場合手続きがかなり面倒くさいことになりますので、忘れずにお返ししましょう。
名刺
こちらはついつい自分の名前が記載されている為、返し忘れてしまうことが多いです。
ですが、会社のお金で作ったものは会社に権利があります。
しっかりお返ししましょう。
制服
制服はきちんとクリーニングに出してお返しするのが望ましいです。
自費購入分がある場合は念のため会社に確認も致しましょう。
業務内で作った書類、図面、プログラム等
自分で作ったものとはいえ、会社での業務内で作ったものは原則会社のものとなりますのでお返ししましょう。
会社の引継ぎ担当者がいる場合は、引継書の作成も忘れず行いましょう。
会社からの借入金
会社からの借入金とは、給料の前借分?と思われる方も多いのですが、
近年電子マネーを支給している会社が増えてきているようで、
例えばSuicaなどを会社で作って、営業等の交通費や雑費等の経費処理のものをそこから支払うといったことが増えているようです。
こういった場合、渡されているSuicaも会社からの借入金とみなされますので、退職時にすみやかにお返ししましょう。
会社から受け取るもの
□雇用保険被保険者証(会社が管理している場合)
□年金手帳(会社が管理している場合)
□源泉徴収
□離職票(必要な人のみ)
□未払い賃金・積立金等の金品
□規定された退職金(ある場合)
雇用保険被保険者証
出典:ハローワークインターネットサービス|厚生労働省職業安定局
雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入していることを示す証明書のことです。
勤め先の企業が雇用保険の新規加入手続きを行う際に発行されます。
雇用保険被保険者証は基本的に勤め先の企業で保管されており、自分で保管するのはまれです。
雇用保険の加入の有無は給料明細から、雇用保険料が天引きされているかで確認できます。
転職時と失業保険の申請の際に必要となりますので、必ず確認しましょう。
源泉徴収
源泉徴収は所得税の年末調整に必要になります。
転職が決まったら新しい会社に提出し、前会社分とあわせて年末調整をします。
転職しなかった場合でも、個人で税務署に行って確定申告をしましょう。
離職票
こちらは転職先が決まっている場合は必要ありません。
転職が決まらずに失業給付金を請求する場合にハローワークで手続きする場合に必要になる書類です。
必要に応じて会社側に申請しましょう。
まとめ
会社に返すものに比べると、会社からもらうものは、
転職が決まってるかいないかや、会社の方針でもだいぶ異なってきます。
その時の状況に応じて必要な書類を確認して申請しましょう。
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